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2015-09-02 認知症への道(破-破滅に向かう)

長寿故に被る災難というものがある。
早く死んでしまえばだれも困らなかった事態が今の日本では異常発生しているのである。
未知との遭遇である。
良く言えば、日本人の知性が試されているということである。

受験勉強と違って、例えば認知症の治療を指導する先生もその答を知らない問題がある。
下手すると、その先生も実は認知症だということも考えられるから、人が信じられないという
油断も隙もあったものじゃないという問題である。
庵主の知性は単純なので、寝たきり3か月、ボケ1か月で見切ったらと思っているのである。

僧侶という商売は自分では何も生産しないのに、生きる術をすべて他人にまかせて生きている
というのに、なぜか馬鹿にされることなく、かえってその精神的な“高み”(勿論嫌味である)
において人々からか却って一目おかれているという実に優雅な商売である。
日本語では、遊んで暮らす人を堅気とは呼ばないが、僧侶は究極のヤクザなのである。

しかし、そんなヤクザでも存在理由がある筈である。そう思わないと、うまいお酒だけ選んで
呑んでは酔い痴れている庵主の存在価値が担保できないからであるが。
僧侶には引導を渡すという責務があったのである。これまでそれを自然に任せていたからその
価値が見えなかったということなのである。「急」に続く。
by munojiya | 2015-09-02 00:03 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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