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2015-10-05 思えば叶う「七垂二十貫」

まず酒銘の読み方から。
「しちたれにじっかん」とラベルに書かれている。
「ななたれにじゅうかん」ではない。
そう読んでもいいのだが、ルビを振るときは「しちたれにじっかん」と振る。

数字の「四」と「七」は、漢字で書いた時には「よん」とか「なな」とは読まない。
「し」、「しち」と読む。「四十七士」は「しじゅうしちし」と読むのである。
じゃ、お酒の「七冠馬」は「しちかんば」と読むのかというと、「ななかんば」なのである。
目で読む分にはどうでもいいのだが。

多少、お酒を知っている人なら、「七垂二十貫」と聞けば、それが「十四代」だと分かる。
そして、なかなかお目にかかれないお酒だという事も知っているのである。
庵主も、その酒銘を聞いてから、それを見る機会がなかった。
しかし、記憶にはしっかり刻んであった。

出合ってしまったのである。有料だが、試飲をさせてくれる酒販店で巡り合えた。
五勺(90ML)で1200円だったが、お酒は出合った時に呑んでおくものである。
すこし前までは梨の香りを感じましたが、今は桃の香りを感じますね、という。なるほど。
1200円がただのように感じたお酒であることは確かである。出合ったら呑め、である。
by munojiya | 2015-10-05 00:05 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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