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2015-11-08 猛毒映画

庵主は、「悪いことはみんな映画で教わった」といっているが、それはどこかで読んだ誰かの
文章の受け売りなのである。
映画という文化には毒があることは否めないだろう。
エロ・グロ・プロパガンダは子供でなくても身体を変調させることがある。

お酒の毒もそれなのである。
決して体にいいものではないが、人はそれを上手に使いこなしているのである。
中には、使いこなせなくて急性アルコール中毒や慢性肝臓疾患で死んでしまう人もいるのだ。
お酒を怖がることはないが、舐めてかかると恐いのである。

TVの刑事物ドラマで、一本のブランデーを一気に半分以上飲み干して、急性アルコール中毒
で自殺するというストーリーがあった。もし、それで本当に死ねるものなら、酒飲みにとって
は一番幸せな自殺法だろうが、庵主はまだ確かめたことはないのである。
もっとうまいお酒を呑みたいと、貪欲なものだから。

そもそも急性アルコール中毒にもなったことがないから、それが楽なものかどうかも知らない。
誰か、そういう方法で死んだという人がいたら、その時の苦痛度を教えて欲しいものである。
日本映画で一番毒性の高い映画は「火垂るの墓」だという。外国人にも効くという。
幸いな事に、庵主はそれをまだ見ていないのである。

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最初のアニメ映画が「ほたるの墓」ですか……。
あれ見て、泣けない(泣かない)人が居るなら余[庵主校正:世も]も末でしょ
』(典拠米)。
庵主は、それを見ても泣けないのではないかと心配で見る勇気がないのである。
それを見て泣けなかったら、それこそ「“余”も末」になってしまいそうだから見るのが怖い。

火垂るの墓は名画だと思うが、二度と見ない……
なんというか、人間世界にある憤り(いきどおり)がすべて入っているから……
』(同前米)。
最初の1本目が「火垂るの墓」は卑怯だ。あれ観て泣きもせず設定が甘いやうんちく垂れる
奴はもう映画見るなと言うレベルだ
』(同前米)。

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目薬替わりになるかどうかは、分からないが、
読んでみてみ」。
泣けなかったら、日本人じゃない可能性があるから、
読まない方がいいかもしれないけれど。上手な作り話かもしれないが。

by munojiya | 2015-11-08 06:47 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya