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2016-01-19 車に与えられる最大の侮辱

それは「退屈」である。
車に乗って退屈を感じるようになったら、車に乗るスリルがなくなってしまうからである。
もしかしたら事故るのではないかという一抹の不安が、自動車に乗る時に、日常とは異なる
異次元感を与えてくれるのである。だからワクワクするのである。

なのに、乗っても退屈な緊張感のない車なんか、乗る面白さがないという事である。
お酒でいえば、呑んでも酔わない酒をだれが呑むか、である。
世の中には、ビイルテイスト飲料とか、無アルコール日本酒といったお酒を飲む変態さんが
少なくないのである。

ゆえに、車でも、トヨタ自動車の豊田章男社長が自信をもって言うような退屈な車に乗る人は
いるのである。最新のレクサスだという。
最新のトヨタの高級車については、庵主は、別の面から蔑笑しているから、それが退屈な車だ
と聞いてもなんのインパクトもないのである。

お酒も、つまらない酒は、その退屈なのである。
呑んでいても何の感興も湧いてこないお酒なのである。
博打をすることを、手慰みという。お酒を呑むことは口慰みか。
慰みにもならないお酒なんか、庵主は呑みたくないのである。

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あっ、が読めた。
読めない筈の名前が、ちゃんと読めたのである。
庵主はその読み方をいつ覚えたものかすでに思い出すことはできない。長く生きたという事か。
菅原孝標女』(典拠)の読み方である。

勿論、庵主は“無学の人”なので、「更級日記」を読んでいない。更級は「さらしな」と読む。
それなのにすんなりそれが読めたので、念のためにそれを確かめたら間違っていなかったのだ。
ちゃんと、「の」字も含めて正しく読めたのである。
「孝標」を「たかすえ」と読める人がどれだけいるものか。「残草蓬莱」と同じ位かな。

by munojiya | 2016-01-19 00:03 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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