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2016-04-20 新聞とネットは一長一短

ニュースを新聞〈かみ〉で読むか、ネットで読むかという論争である。
一覧性からいえば、紙の方が断然優れているのである。
長年にわたって培われた編集技術が使われているから、読みやすいのだ。
しかし、若い人には分からないだろうが、活字の小ささは老人の目には辛いのだ。

庵主がその老人である。活字を読むのが辛いので最近は本を読む事もなくなったのである。
若い人が書いたものを読んでも有り難みを感じない齢〈とし〉になったという事である。
本屋に行っても、手に取った本の中身を読む事はない。
著者名と、本をパラパラとめくってみて、その組版の雰囲気で本の気合をはかるだけである。

中身は読むまでもないという事なのである。その本の格調はその束と体裁で判るからである。
庵主は、パソコン様様なのである。文字を拡大して読んでいるのである。
小さい文字は読みにくいからである。ただし、それをやると、レイアウトが崩れるのである。
それは著作者人格権の侵害になるのだが、庵主の目は著作権にはなじまない体質なのである。

速報性では、紙はネットに敵わない。しかし、ネットの情報には香りがないのだ。
紙には、匂いと手触りがある。すなわち、色気があるのだ。色気のある情報とそれがない情報
はどっちがいいかとなると、庵主は色気を選ぶが、紙とネットは使い分けだろう。
色気のあるお酒(=うまいお酒)とそうでないお酒なら、どっちを選ぶかは言うまでもないが。
by munojiya | 2016-04-20 00:02 | 番外篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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