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2016-04-24 映画の最大の悪口

「糞」という字は「米が異なって出てくる」と書くからウンコだとされているが、
それは「腐っている」からクソなのである。チョウセン人根性をいうときにも使われる言葉だ。
北野武は桑田佳佑が作った映画を糞だと言ったという。それは映画に対する最大の悪口だろう。
「こんなに長く感じた映画は初めてだね」』(典拠

見方を変えれば、人生が長く感じる映画だということである。
死期が近い人には、心理的に長生きをさせてくれる素晴らしい映画だということである。
2時間近い映画なのに、それがあっと言う間に感じられる様な面白い映画とは、
人生の持ち時間を無駄に消耗させる「自殺映画」なのである。

天から授かった人生を個人的に短くする行為を自殺といって戒められている。
まだ若いのに電車に飛び込んだり、腹を切るというのがそれである。切腹はいいのだったか。
同様に、その映画のような人生時間を無為に過ごさせるような事もそれに準じるのである。
その映画は観客に自殺を強要するような映画だというわけである。人殺し映画だという嫌味だ。

「特攻隊映画」とでも呼べばいいのか。他人に「死」を押しつける映画だという事である。
しかし、庵主はそういう映画を非難はしないのである。いや、できないのである。
お酒を呑んで酔っぱらうのも、そんな映画を観るという選択と似たようなものだからである。
庵主は映画館で眠りに落ちる事が好きだから、そういう快眠映画は重宝なのだ。あーよく寝た。
by munojiya | 2016-04-23 23:55 | 余外篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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