2016-06-22 「ラーメン」と書いて「ていへん」と読む
表向けの表記はなんの問題もないものなのだが、そのルビ(ふりがな)がギャグなのである。
ギャグというより、それが意地悪な読み方なのである。
「本醸造酒」という漢字に、「まがいもの」というルビを付けるようなものをいう。。
世間では、「ラーメン」と書いて、「ていへん」と読むらしいのである。
「本醸造酒」と書いて、それに「まがいもの」とルビを振るのには異論があるかもしれないが、
「ラーメン」に同じ字数で「ていへん」とルビを振ってあっても何の違和感もないのである。
ラーメンは庶民〈だれも〉が安心して食べることができる食べ物だからなのだろう。
誰もが参加できる食べ物だからである。
誰もが参加できるということは、レベルはその最底辺に揃ってしまうということである。
超高級ラーメン店というのは存在しない世界なのである。そんなのはダサイという美意識だ。
お店の豪華さではなく、ラーメンだけで高級感を追求したいときはホテルの中華料理店にある。
庵主が知っている一番値段の高いラーメンがそれだったからてある。
とあるホテルの、とある高級中華料理店のメニューにあった海鮮ラーメンがそれだった。
ラーメンだけで、3400円(税別)だった。具、というのか、トッピングというのか、
分厚い鮑などが豪勢に乗っているラーメンだった。味は食べたことがないので判らないが。
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本文で引用したサイトは、
そのサイト全体が、とあるラーメンチェーン店の、とある店簿を揶揄するために
作られたギャグみたいである。
そのお店に行けば「ていへん」が味わえるというのである。
『なんでド底辺ってラーメンの話が好きなの?』(典拠)。
『ご馳走なんだろ
わかってやれよ』(同前)。
みんな分かっててラーメンを語っているのである。ギャグとして。
『列に並んで
体に悪いものを
割高な値段で
食べる贅沢なひと時』(同前)。無駄を贅沢と言い換えたら至高の贅沢には違いない。
「ラーメン」に「ぜいたく」とルビを振る人もいるのである。
そっちの方が、日本人としては洒落の度が高いのである。
水道水を「鉄管ビール」というようなものである。
日本人の諧謔精神をしっかり引き継いでいるルビなのである。
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日本人から見ると洒落にならない光景がラーメン屋で見ることができるという。
『冷やし中華を最初に全部混ぜてから食う奴。
韓流の影響か知らんが最近ちょいちょい見る』(典拠)。
思えば日本では、カレーライスの混ぜ食いも今では廃れてしまったのである。
日本人の美意識は、チョウセン人が好む混ぜ食いを嫌うのである。避けるのである。
チョウセン人は、ちらし寿司もませまぜにして食べると聞いたことがある。実見はしてないが。
日本人なら、目をしかめる光景である。でも、それが美味しいというのだから人それぞれだ。
その美意識の感性の違いだけはどうにもならないようである。それを黙って遠ざけるのである。
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これは洒落にならないルビの例である。
「舛添」に、「HAGEZOE」と、平仮名で振ったルビ。笑いがないからである。
そもそも、「タ」は「は」とは読まない。「ヰ」も「げ」とは読まない。
それに、孫正義さんが、お株を奪われたと言って怒るにちがいないから。
これは絶対ダメな例だろう。「イスラエル」に「にせゆだや」と振ったルビ。真実だから。
文芸春秋が雑誌でそれをやったら、連中〈やつら〉に潰されること必至である。
以前に似たような記事を載せて、文春は今では連中の手先になってる筈である。
否、田中角栄潰しの記事を載せたときから既にそうだったのかもしれないが。
で、ラーメン屋で一番嫌われる客とは、ギャグの対象にもならない客なのだという。
『まだまともにラーメンを食えるはずがない3、4歳のガキに対して
「食べるのが遅い」だとか「早く食べない子は置いて帰るよ」だとか
「食べれないならご馳走様しなさーーい!」って延々と大声で絶叫し続けるキチガイ女。
このキチガイを呪怨のフライパン殴打シーンみたいに殴り殺したかった。』(典拠)。
身も蓋もない結論。
『デブ
これ以外ないだろ』(同前)。これが大賞。『割り箸全部持っていく支那人』(同前)。
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ルビではないが、こういう比喩もあるのか。典拠米。
『>底辺同士仲良くしろよ<
この店の客どもにライフル乱射したら死んだやつの平均年収は1000万超えてるだろう、
というのが丸ビル6階のラーメン屋だが、さすがにここで不愉快な思いをしたことはない』。
ホモ率100%というオチでないので安心して引用したのである。
いや、それは、暗に、俺も年収1千万超えだよという自慢話なのか。
だとしたら、洒落にもならないのである。
自慢話は、日本では具の骨頂だからである。
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こういうルビもある。
『最近のアニメの敵キャラは、主人公に倒された後、死にません。修行を積んで再挑戦したり
します。または、新たな敵が出てきて、主人公と共闘する事もあります。この共闘がカッコ
よくて熱いと評判です。
また、海外の日本アニメイベントで、日本語の書いてあるTシャツを着ている人が居ました
[庵主校正:いました]。書いてある言葉は、「強敵(とも)」←漢字のルビが“とも(友)”
と書いてありました。こういう所がクールなのかもしれないですね。』(典拠米)。
敵を求める心理は支配欲なのだろう。核心は敵との戦いではなく、支配欲との闘いなのである。