2016-07-14 震撼
出合わない事が幸せな証〈あかし〉なのである。
そんな言葉に、来日した中国人が容易に遭遇してしまったというのである。
「震撼」する事態に。
『「私が最も震撼したのは
店頭に無造作に商品が並べれ、
それを誰も監視していないことだった。」』(典拠4:47)。
中国と日本の違いが大きすぎて震撼したというのである。
『「中国国内の店が、
大敵が来たかのように客をにらむのに比べ、
日本の多くの店では商品が盗まれるのを
まったく軽快していない。」』(同4:49)。そういう国もあるのである。
「震撼」を「カルチャーショック」と訳したなら、
日本人でも、一生に一度それと遭遇する機会があるのである。運が悪い人は別として。
生まれて初めて吟醸酒と出合った時がそれである。
その場合は、遭遇というより、僥倖というべきだろうが。