チャイナ国事情である。チャイナ国でも「慰安婦」を「性奴隷」と呼ぼうというのである。
『不特定多数の男性と「性行為」を行って「対価」を得る行為は、日本語では「売春」と呼び、
それを生業にする女性を「売春婦」と呼ぶ。
しかし、である。
戦時において敵の弾丸雨あられと降ってくる土地に赴き、明日死ぬかもしれない兵士たちに
つかの間の安寧をもたらしてくれている彼女らを「売春婦」と呼ぶのは余りに心無いことと
感じた日本人たちは、彼女らに「慰安婦」という呼称を与えた。
彼女らは決して兵士たちに快楽をもたらすためだけに存在したのではない。
言ってみれば死刑囚の前に立つ教誨師の如く、弱い人間に最後の勇気を奮い立たせる助けと
なっていた。その「慰安婦」という呼び名が気に入らないというのであれば、普通に
「戦時売春婦」と呼ぶしかないのではないか。命がけで働いてくれた数多くの女性たちには
日本では、「戦勝国組合」を「国際連合」と虚称し、「アル添酒」を「本醸造酒」と美称する。
チャイナ国では、逆に、「慰安婦」を「性奴隷」と卑しめて呼ぼうというのである。
ならば「中国人民」は「中国共産党奴隷」と呼べばいいのか。
人民解放軍の兵士は、「中共奴隷」と呼んだ方がいいのだろうか。
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『これに続けて同紙[「中国婦人報」]は「慰安婦制度は戦前、戦中に日本政府や日本軍が各国
の女性を日本軍の性奴隷とした制度。被害者は計40万人に上り、中国の女性は20万人、
朝鮮半島の女性は18万人を占める」とし、「慰安婦には身体の自由がなく、抵抗しようもの
その「慰安婦」を「人民解放軍兵士」に置き換えたら如何。
「人民解放軍の兵士には身体の自由がなく、抵抗しようものなら命を失う危険さえあった。」。
『「『性奴隷』という呼称は虐げられた女性たちが被害者であるということを強調するものだ」』
(同前)とも。「中共奴隷という呼称は虐げられた兵士たちが、以下云々」。納得はできるけど。