『日本の超高層マンションは、まだ試行錯誤の状態でありどのような欠陥があるかもまだ
わからない。
中低層マンションなら取り壊して建て直すことも容易ですが、超高層マンションはどのように
取り壊すのだろうか。
確かに超高層マンションは高層階は眺めがいいが三日もすれば飽きてくる。しかも強い風が
吹けば揺れるし地震でもゆっくりと揺れる。あまり健康面でも良くないようだ。』(
典拠)。
『彼ら[高層杤の住人]には自らの成功を、住んでいるタワーマンションの階数で世間に
示したいというやや歪んだ発想があるらしい。
2016年の秋に放送されたTBSドラマ「砂の塔」では、その階数ヒエラルキーをひとつの
伏線としていた。
同じ間取りでも、階数が高くなれば分譲価格も上がっていく。また、高層階と低層階では使用
するエレベーターが分けられている。
子どもを通わせる幼稚園に階数によって微妙に違ったり、タワーマンションに暮らすと、否応
なくこれらの格差を感じずにはいられないのだ。』(同)。
昔、焼酎を呑むことがヒエラルキーの下位と見做されていた。人は優越感に浸っていないと
生きていけないようである。お酒なら一流のお酒が清貧の庵主でも呑めるからいいのである。