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2018-04-05 高層マンションはバベルの墓

庵主は宗教に疎いので、というよりも宗教を理解する高い能力を雄姿廷しないので、バベルの塔
の本当の意味を知らないから、「バベルの塔」を、天意に反して小賢しい人間が作り上げた高い
建造物という意味で使っているが、そういう意味での「バベルの墓」である。
高層マンションは高級イメージで売られているが、将来は高層墓地になると言われている。

1戸当たり億単位の販売価格で売られている物件が多いので、一見よく売れているように見える
が、しかし、その実態はかなりお寒いのだというのである。
転売目的で買ったそれが思うように売れていないというのが実情らしいのである。
自分が住むわけではないから、値段はいくら高くてもいい、否、高い方がいいのである。

北朝鮮問題の動向次第で賃料収入をアテにしていた利回り物件や、値上がり期待で買われた
タワーマンションなどは暴落する可能性が高くなる』(典拠)というのである。
予言だから、当たるとは限らないので信じることはないけれど。
日本外交は「北朝鮮問題」のカヤの外らしいが、不動産業界はその渦中だというのである。

「不動産業界に不安要素である、否、有害な要素である北鮮を今のうちから叩いておけ」という
のが論旨で、もし日本が北鮮の核ミサイル攻撃を受けたら不動産の暴落は避けられないという。
理想的なのは、核もミサイルも現指導部もきれいさっぱりと片付けて後に憂いを残さない
こと。』(同)。催飲に誘う酒業界も過激だが、不動産業界もひけを取らないのである。

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オチはこうである。未来の事なんか判るわけがないから、俺に聞くな。
しかし、未来はしばしば想定外だ。金融も、地政学も、後から説明するのはたやすいが、正確
な未来図を描くのは困難だ。我々にできることは、できる限り「想定外」を小さくしておくこと
でしかない。』(典拠)。

人は、いつも、何が起こるか判らない未来に夢を託して生きているという事である。
そして、見込み違いで失敗した人は後付けの解説に救いを求めるのである。
加えて、年寄りは、庵主の言葉でいえば古い人は、いつも、今どきの若い者に文句を言っている
ということである。万古不変である。昔からその風景は変わらないのである。

人口が減るということは発展を拒否する死相である。おっと誤変換、思想である。
死相というのはこういうのをいうらしい。生気が失われている人相のことである。
で、思想というのは、それで良しとする生き方のことである。
人口が減ると経済は衰退するという。そして無駄な建物が増えるというのである。理屈はこうだ。

銀行の金庫にお金が有り余って貸出金利も史上最低レベルなのに、多くの企業は設備投資に
踏み切らない。なぜなら人口減少の日本社会では需要の伸びが期待できないからだ。余ったお金
は、不動産投資によって値上がりや利回りを求める個人投資家やリートに流れた。その結果、
不動産担保融資残高は平成大バブルのあの時代を超える水準にまで膨らんでいる。』(典拠)。

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もう一つの「未来の事なんか判るわけがないから、俺に聞くのは馬鹿だ」理論はこうである。
テレビでは、北朝鮮の金正恩が融和路線で雪解けムードであるかのような発言をする人が
いますが、韓国のムンジェイン[庵主校正:文在寅]も朝鮮半島の連邦化に積極的に動くの
だろう。

これをアメリカが容認するかどうかですが、トランプ大統領だから分からない。むしろ韓国は
捨てて台湾防衛にシフトしたのかもしれない。』(典拠)。
みんな、裏付けもなく、希望的観測を口にして満足しているということである。
それが商売であったり、それが趣味の人達の思想のことである。優雅な生活ともいうのである。

by munojiya | 2018-04-05 00:04 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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