日本学術会議が、福一の放射能の影響について、安全宣言を出したという。
『[その報告書では]「福島第1原発事故による胎児への影響はないとしており「上記のような
実証的結果を得て科学的には決着がついたと認識されている」とまで書いている。』
故に「フクシマ」という表記は「朝鮮人」という表記と同様にヘイトスピーチだというのである。
『一部の専門家といわれる人に、いまだに「フクシマ」などという差別的な表記とともに、単に
感覚にすぎない[実証データがないということ]「論理」で不安をあおる人がいるが、そういう
説はもはや単なる「デマ」として切って捨てるべき段階に来ている。』(同3:38)。
そしてこの例えが上手いのである。よく分かるということである。
『マスコミにも課題がある。不安をあおる言説を、両論併記の片方に置くような表面がいまだに
あるが、データの足りなかった初期段階ならいざ知らず、今それをするのは、健康問題を語る
ときに「呪術」と「医術」を両論併記するようなもの、と思ったほうがいい。』(同3:43)。
世に糖質オフと謳っているお酒やビールがある。庵主が呑んでもうまくないのである。
そこで庵主の例え話である。
そりゃそうだろう。その手のお酒やビールは、言うなればお汁粉の砂糖を減らしたようなもの
で、うまい部分を健康と引き換えに捨ててしまった病人食みたいなものなのである。
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その報告書は、去年(2017年)の9月に出されたものなのである。
その話がほぼ半年後に庵主のところに伝わってきたのである。
庵主は世間から半年遅れの生活をしているということである。
実は、原発は今発電を止めているが、再開にそなえて炉は動いているのだと聞いたことがある。
発電をしなくても炉は動いているので発電をしないのは無意味だから使えというのである。
もう一つのたとえ話である。
『確かに原発は賛否両論あって判断は難しい。でも、原発事故の時におかしな判断をした当時の
政府の連中は今すぐ廃炉にするべき!』(典拠米)。それも「廃炉」と言うか、である。