2018-05-14 狼老人、おっと、狼おじさん
「狼少年」という言葉がある。
ケンのことではない。
「狼が来るぞ」という嘘をついて村人が驚くのを見て喜ぶ嘘つき少年のことである。
その嘘を何度も繰り返す少年のことである。“昔から”、ずっとそうだからである。

庵主は、宮崎正弘先生を親しみを込めて「狼老人」と、おっと「狼おじさん」と呼んでいる。
口癖が「中国は崩壊する」だからである。
中国ってなかなか崩壊しないねぇ~なぜだろ?』(典拠米)。
狼少年は、良く言えば、村人が喜ぶ事が何であるかを知っている賢い少年なのだ。

世に評論家という言葉があるが、ルビはなべて「おおかみしょうねん」でいいのだろう。
野球の優勝チームの予想が全然当たらない野球評論家とか、馬券の予想が外れてばかりの競馬
評論家とか、枚挙に暇がない。というか、良く臆面もなくそんな嘘を言えるものだと感心する。
虚言癖の美名が「評論家」なのだろう。

だからといって、庵主は評論家を馬鹿にしているのではない。
その人達は読者が喜ぶものが何であるかを知っててそれを楽しませくれるのだから。
真実は、実は自分の側にあるのに、人はつい他人の側〈ことば〉にあるのだと思ってしまうのだ。
それを虚〈きょ〉という。お酒の美味さはアルコールにあるのだと思ってしまうように、である。

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最後の連は、行数を合わせるために端折ってしまった。
それでは何を言ってるのか判らないのである。
補足である。
人は、自分より賢そうに見える人の言葉を信用したくなるのである。

年長の人のもっともらしい言葉であったり、学者先生の真実を知っているように思える言葉で
あったり、ジャーナリストの事実を見てきたような言葉であったり、である。
しかし、それらの他人の言葉を消し去っても、自分は残っているのである。
それらの言葉はなくても同じだという事で、虚なのである。

世に、数多くの映画が作られているが、世の中にはそんなものを最近何十年も見た事がないと
いう人がいるのである。それが仕事が忙しい実業家だったりするのだ。
映画は虚なのである。あんなものはなくてもいいものだからである。あった方が楽しいが。
お酒の美味さはアルコールにあると思ってしまうのもそれに似ている。

お酒はたしかにアルコールだが、アルコールが旨いのではない。
甲類焼酎は混じり気の少ないきれいなアルコールだが、そんなものを飲んでもうまくないのだ。
お酒の旨さはアルコールに乗っている、という浮かんでいる雑味の妙〈ハーモニー〉にあるのだ。
ただその妙はアルコールという乗り物がないと味わえないという事なのである。

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by munojiya | 2018-05-14 00:04 | 世話物 | Trackback | Comments(0)
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