2018-08-06 「矛盾」の矛盾
支那の故事である。
ある商人が矛を取り出して「この矛はどんな盾をも打ち砕く無敵の矛だ。さあ買った買った」と
言ったという。その矛を見定める客か多かったが、買う客はいなかった。
それで、次に一枚の盾を取り出したという。盾の序数詞はなんだったか、庵主は知らないのだ。

刀剣なら、一振り、二振りと数えるが、矛となると「枚」か、あるいは「棹」か、武具だから
武具を数える序数詞はあったっけ。庵主はまったく心もとない日本人なのである。
お酒に関しては多少の心得はあるが、それもまた純米酒とアル添酒の違いも判らない感覚の持主
だから、その心得もあまり当てにならないのではあるが。ただ自分が旨いと思うお酒は判るのだ。

もっとも、判るといっても知性でではなく、庵主の体が喜ぶから旨いというものではあるが。
さて、件の商人は盾を取り出してこう言ったという。
「この盾はいかなる矛をも跳ね返す頑強な矛だ。買わぬ手はないぞ」と。それを聞いた一人の客
が訊いたという。「だったら、その矛でその盾を打ったらどうなるのか」と。

さあ、商人はどう答えるかというのである。商人、頑張れ、である。
人相・手相、姓名判断と占いは数々あるが、昭和20年8月6日を前にして広島に住んでいた
多くの人達に、外国人も含めて、その日の運命が刻まれていたのだろうか、ということである。
得心のいく答がないのなら、それらはどれも気休めにすぎないという事になってしまうけれど。


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by munojiya | 2018-08-06 00:02 | 世話物 | Trackback | Comments(0)
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