2018-08-13 今週のルビ「健康食品」
「ルビ」というのは印刷用語で、芸人が「視線」のことを「目線〈めせん〉」と呼ぶような
ものである。その業界では当たり前のように使われている言葉である。「振り仮名」の事をいう
ルビは、一般的には、書き手や編集者が、一般の人には読めないだろうと判断した漢字に
付けられる事が多い。

例えば、「獺祭〈だっさい〉」とか、「亀泉〈かめいずみ〉」というように、である。
尚、当ブログでは、ルビを〈 〉で括って表記しているが、実際は、印刷された本のように、
縦書きなら漢字の右側に付いている小さい活字を想起していただきたい。
「亀泉〈かめいずみ〉」にルビが必要なのかと思われる人もいるかもしれない。

それを読めない日本人がいるのか、と。でもいるのである。それを「きせん」と呼んだ奴が。
庵主の事である。以来、庵主は、誰でも読めるだろう酒銘であっても、「酒銘には必ずルビを
振れ」と主張しているのである。「梅錦」を「ばいきん」と読んだ人がいるという話もある。
うまいお酒を並べている居酒屋の酒祭りは酒銘にちゃんとルビが振られている事が多いのだ。

たしかに「醴泉」とか、「灑」とか、読めそうで読めない酒銘がときにはあるからである。
うっかり読むとそれが間違いで、客が恥をかく事がないようにという配慮からなのだろう。
「醴泉」を「ほうせん」と読んでいた人がいた。庵主はただしく読めるけれど。
「越乃寒梅〈こしのかんばい〉」の「灑」は、庵主には読めなかったのである。

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本題が欄外にはみ出してしまった。
最近話題のマリファナ・ドレッシングです。大麻の実を絞って油を抽出したヤツが、
Amazonや楽天で普通に買える。実にはラリパッパ成分は含まれていないので、合法なんで
すね。なんでも、コレが末期癌からてんかんにまで効くというので、マクロビ業界では大人気。

単なる健康食品なんだけど。この油をベースに、米酢、てんさい糖、塩胡椒で味を調整しただけ
です。特に癖もなく、オリーブオイルの代替として使えそうだ。以前は高かったが、最近では
量産が進んで価格が暴落しているらしい。』(典拠)。
庵主は、その「健康食品」の「健康」に「さぎ」とルビを振ってしまうのである。

「ルビ」には振り仮名としての機能の他に、それをギャグや諧謔に使うという使い方がある。
DQN漫画では、「本気」と書いて「マジ」とルビが振ってあるのがある。そういう使い方だ。
さすがに「健康食品」に「さぎ」と振るのはヤバいので、それを庵主の内心ではそう読んでいる
という事である。

そもそも「健康食品」という言葉がオカシいのである。
食品は健康のために口にするものであって、食べたら不健康ないし有害だというならそれ「毒」
じゃないのか。「ウチは食べられる食品を売っています」と言っているようなもので冗語だろう。
その発想って、端から狂っているのではないか。呑んだら不健康乃至有害なものを今思い出した。

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by munojiya | 2018-08-13 00:02 | 世話物 | Trackback | Comments(0)
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