今「土人」という言葉は放送禁止用語になっている。
現地人を非文明的だという観点から見下すときに使われる言葉だからである。
「人類皆兄弟、人間平等」主義者の偽善ではあるが、そういう人達はナントカなので、触らぬ
髪〈HAGE〉に祟りなし、その義髪(ぎぜん〉を殊更に掻き立てる人はまずいないのである。
故に、そういう放送禁止用語が世間では斟酌されることなく通ってしまうのである。
しかし、ここは庵主の個人的な世界なので、そういう世間の常識と多々相いれない例があるが、
世間に向かって書いているものではなく、自分で楽しむために書いているものなので、「土人」
という言葉も平気で使っているのである。
香港の人も、チャイナ人のことを「土人」だ、と言っているのである。
『日本にいく時、
中国本土人だと
「本醸造酒」とあったら、つい「本物の醸造酒」と誤解してしまう癖がついてるものだから、
「本土人」をつい、「本物の土人」と読んでしまったのである。
その伝で、沖縄県民から見たら、内地の人はみんな本物の土人になっちゃうのである。
「ドジン」がダメなら、「インドジン」は何といえばいいのか。庵主の駄洒落で「華麗人」。