ここまできたら、嫌味の最上級だろう。
『
不名誉な理由でやめるのに名誉会長』(
典拠)。それを受ける人も暢気な人である。
将棋に名誉十段というのがあるという。
将棋の実力はまったくないが、営業上、その名声を利用するための名誉職である。
それを贈る方も贈る方だが、それを真に受けて受け取ってしまう方もまた、である。
ただし、そのかわり、「今後一切将棋を指してはならない」と誓約させられるという。
よって、名誉十段の将棋を観る事はできないのである。
名誉十段を贈るのは日本棋院だったか。
似たような名誉職に「名誉唎酒師」というのがある。「唎酒師」は「ききさけし」と読む。
これはFBOが各界の有名人に贈っているものである。
ただ、「今後一切お酒を口にしてはならない」と誓約させられることはないようである。
「名誉会長」といえば、あの人だろう。ルビは「おかざり」でいいのかはよくわからない。
『買収疑惑で退任、というんだが、そのくせ「名誉会長」になるんだという、なんだよ、
名誉会長って。池田大作かよ。』(同)。ご健在なのか、そうでないのか判らない人である。
今度の名誉会長は『2020年東京五輪・パラリンピック招致に絡む買収疑惑で仏司法当局の
捜査対象になっている日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恒和会長(71)』(同)。