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醸造アルコールは酒なのか

現在のほとんどの清酒に混ぜられている醸造アルコールは酒なのか。
あれは正しくは増量剤と表示するべきなのではないか。
お酒の主成分がアルコールで増量用のアルコールも名前はアルコールだから
同じものだと思ってしまっているのは間違いなのではないかということである。

うまいお酒とまずいお酒はたしかに違うということは経験的にわかっていることである。
そしてアル添酒を呑んだ後の酔い覚めは純米酒を呑んだ後に比べると
気のせいかなんとなくよくないということも感じていることである。
醸造アルコールも酒だと定義してそれに従うのは納税業者にまかせておけばいい。

呑み手が望むのはうまいお酒である、ただしくいえばまっとうなお酒なのである。
増量剤で水増し、でなかった酒精増しした酒を貶してもしようがないと気づいたのである。
お酒に似ているが実はそうでないアルコール飲料を語ってもしかたがないのである。
味わうためにお酒を呑むのであって理科の実験をやっているわけではないからである。

現在の三増酒や普通酒の起源が戦時中の代用食だったことを知っていれば
偽物をいくらきれいに磨いても本物にはならないということはいうまでもない。
日本酒の蔵元がどんどん減っているといってもなお呑みきれない数の銘柄がある。
なにも選んでまでもまずい酒に酔いしれることはないというなのである。
by munojiya | 2006-04-24 23:21 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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