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日本酒評論家ジョン・ゴントナー氏の至言

日本酒が日本人だけの酒でなくなってきた。
日本酒の輸出が伸びているという。
もっともワインだのウイスキーなど舶来の酒を日本人は存分に楽しんでいるから
好奇心のある人はどこの国にでもいるのだが。

ただしその輸出には裏がある。
輸出されているお酒というのは普通酒などという「地元に愛されてるお酒」ではなく
吟醸酒なのである。
吟醸酒と普通酒を同一に見て日本酒が注目されているということはできないのである。

外国人で日本酒のうまさにひかれた人は少なくない。
在日のアメリカ人呑ん兵衛のジョン・ゴントナー氏は日本酒の布教をされている人である。
この場合の呑ん兵衛は格好よくいえば日本酒評論家ということになる。
外国人でありながら日本酒評論家であるゴントナー氏の至言がこれである。

「日本人は日本酒を自国の宝物として誇りを持って欲しい。
身近すぎてその宝物としての大きな存在に気がついていないのが残念である」。
そりゃ、日本人の身の回りのお酒が吟醸酒なみの酒ならそのとおりだけれど
現実はそうではないということが日本人の庵主としてはちょっと悲しいのである。
Commented by のむりん at 2006-09-27 00:38 x
はじめまして!のむりんと申します。

こちらのブログを最近読ませていただいております。
どうやったら周りの人にこの「日本酒」のうまさに気づいてもらえるかなあ・・・と思ってます。
普通酒の旨さも、同様です。
普段より焼酎も日本酒も燗酒がほとんどですが、この美味しさに気づくには、お酒が呑める人でもちょっと時間がかかるのかもしれない。ビールやカクテルに比べると。んー、どうなんでしょうね。
とりとめもないことを書きましたが、こちらのブログを読んで心より日本酒を好きな人がいるのだなあと感じ入った次第です。
また覗かせていただきますね
Commented by munojiya at 2006-10-03 09:52
そうなんです。
これは庵主の実体験なのです。
お酒がうまいということは。

もちろんお酒の中にはいちいち味わって呑まなくてもいい酒もありますが、お酒が呑めないはずの庵主にうまいと言わせるお酒もいっぱいあるということを知って、うまいお酒に出会えたことをありがたく思っています。

そのありがたさとお酒を味わうことの楽しさを、まだうまいお酒を知らない人に教えてあげたいという気持ちから「むの字屋」をやっています。

目の前にこんなうまいお酒があるのに、それを知らないでいるなんて、
それこそ勿体ないではありませんか。
by munojiya | 2006-09-19 00:54 | Trackback | Comments(2)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya