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おビール

敬語がこれまでの3分類から5分類になるという。
文化審議会の国語審議会の敬語小委員会の指針案である。
これまでの敬語は尊敬語、謙譲語、丁寧語と習ってきた。
謙譲語を1と2に分けて、さらに丁寧語と区別した美化語という分類を作るという。

美化語というのは、
「お酒」「お料理」「御祝儀」などの聞き手に上品な印象を与える表現のことだという。
そこで問題は接客業界用語の「おビール」なのである。
基本的には外来語には「お」をつけない。

「おコップ」とか「おウィスキー」などとはいわない。
「トレイ」に「お」をつけて「おトレイはありますか」と聞いたら、
聞き間違えられて「入口の右側の奥が化粧室です」と答えられかねない。
「ワイン」に「お」を付けたら「汚穢ン」に聞こえてしまうから飲む意欲がそがれる。

さて、庵主は「おビール」が苦手である。
はっきりいうと大嫌いなのだが、それを聞くと気持ちが悪いのだが、
それを言う人は悪気で言っているわけではないから困るのである。
そういう言葉は「無神経語」としてもう一つ分類を増やした方がいいみたいである。
by munojiya | 2006-10-05 08:54 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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