うまい酒なら金出しゃ呑める(横取りシリーズ1)
「日本酒初心者集まれ!!」を読んで触発されたシリーズを始めたい。
いうならば永六輔の「無名人名語録」の世界である。
他人(ひと)の褌で相撲をとろうというわけである。
『上善如水って呑んだことがあるや。凄く感動したのを覚えてる。
でも個人的に、ちょっと呑みにくいくらいの酒のほうが好きだな。
ま、つまりは安いやつ。
ウイスキーもブラック日課が好きだし。』
庵主のお酒に対する姿勢はこうである。
自分が呑んでうまいお酒ならなんでもいい。
ただし、そのうまさにも色々な違いがあるからその違いを味わって呑むのが好きだ、
というものである。
ようするに呑んでうまい酒なら何でもいいということである。
うまい酒が必ずしも高いお酒をいうものではないからそれを楽しい酒と言い換えておこう。
呑む状況によってはいいお酒が必ずしもうまいとは限らないからである。
呑んだときにうまいと思えば「上善如水」でも全然かまわないのである。