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新学期シリーズ7 それでも呑まなきゃならないときがある

用意されたお酒は悪い酒ではなくても呑みたくない酒というのがある。
上司が会社の経費で奢ってくれる酒とか
接待で呑ませたり、呑まされたりする酒とか、
酒のよしあしに興味がない先生が沢山呑めとすすめてくれるお酒などである。 

それらのお酒は若造や弟子が無下に断れない酒だから本当に困る。
「むの字屋」などを読んだりして日本酒の実態を知ってしまった以上、
そのお酒がうまいグループの酒なのか、どうでもいいグループの酒なのか
見えてしまった人には出てきたお酒を見ただけでも閉口することがあるはずである。

そういう場合に、こんな酒は呑めません、などといってはいけない。
その時のお酒は、味わって呑むのが目的の酒ではないからである。
いっしょにお酒を呑むということに意義がある酒だからである。
同じ釜の飯を食う、という言葉がある。

いっしょに飲み食いすると気が通うようになるからである。
気が通わなくても、通ったことにして振る舞うのが日本のしきたりである。
本当にうまいお酒は自分のお金で呑むものである。
呑みたくないお酒を呑むときのコツは同時にしっかり水を飲んでおくということである。
by munojiya | 2007-04-22 00:21 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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