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呑み手、造り手、そして肝心の呑ませ手

「呑み手」というのは、お酒を呑む人のことである。
「造り手」というのは、お酒を造る人のことである。
そして、庵主はそれに加えて「呑ませ手」という。
うまいお酒を呑み手に紹介してくれる人たちのことである。

うまいお酒を呑ませてくれる居酒屋や目利きの酒販店などの商売人を呑ませ手という。
そういう人たちがいるから庵主は安心してうまいお酒を口にすることが出来るのである。
日本酒というのはその三者によって成り立っている世界である。
もし、その中で順番をつけるとすれば、呑ませ手が最上位であろう。

いくらいいお酒を造ってもそれを呑み手に引き合わせてくれる人がいなかったら
呑み手はうまいお酒と出会えないからである。
また三者の中で一番肝心なのは呑み手であろう。
呑み手が酒のよしあしを判断できなかったら造り手の努力が無になってしまう。

そしてもっとも大切なものは造り手である。
お酒を造ってくれる人がいなければいくら呑み手に教養があっても
話が始まらないからである。
要するにどの一つが欠けてもお酒は呑めないということである。
by munojiya | 2007-05-10 02:13 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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