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こんどは第4のビールときた

ビール会社の心得違いは今度は「第4のビール」と揶揄されるものを造り出した。
ビール類の酒税は一律でいいのである。
それを不要な区別をしたことで結局飲み手がビールみたいではあるが
ろくでもないものを飲まさせることになってしまったのである。

ビールというのは麦芽から造る発泡酒をいうが、
麦芽の使用量を減らすと酒税が安くなるという点を突いたのがいわゆる発泡酒である。
それでうまいビールを造ろうというのではなく売値を安くしようという発想による。
さらに麦芽を使わずにビールみたいな味わいを出したのが「第3のビール」である。

ここまでは醸造酒である。
そしてこんどは発泡酒にアルコールをまぜてリキュールとして出してきたのが
「第4のビール」である。
庵主はそういうビールみたいな飲物を下手物というがそれが嫌いなわけではない。

そういう酒はよくいえばビール会社の創意工夫の産物なのである。
今までの常識では思いもよらない新しい酒とのスリリングな遭遇なのである。
日本酒だったら特定名称酒も普通酒も見た目が清酒だったら酒税は同率なのである。
ビール類もそれでいいのである。

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ビール会社は下手物を普通名詞でなんと呼んでいるのか聞いてみたいものである。
案外、「消費者だましの“紛い物ビール”ですよ」という返事が返って来るかもしれない。
あるいは「だましビール」とか「ひっかけビール」と思って造っているものか。
「新ビール」とか「21世紀ビール」などと呼んでいたりして。

by munojiya | 2007-06-11 00:42 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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