美人もいて、そうでない人もいて全体で日本人
というのも、
ある人がうまいというお酒を別の人がうまいといったとしても、
二人が同じ部分でうまいと感じているかどうか確認がとれないからである。
同じお酒を呑んで、
一人はその酸味がうまいと思っているときに、
別の一人はその甘さの味わいにうまいと感じているのかもしれないのである。
ただ二人を満足させることができるうまい酒だということだけは確かなのである。
しかし、不思議なことに
そのお酒の印象を女性にたとえると二人の感想は意外と似通っていることがある。
うまいと感じているところは違っているはずなのに、
そのお酒から受ける全体的な感動なり印象は似ているのである。
すなわちそのお酒は呑み手の心をくすぐるいい酒だということである。
世の中にいろいろな味わいの、そして性格が異なるお酒があるのもまた
人の容貌と同じだということなのである。
その違いが味わえるから、お酒もまた面白いのである。
