米だけのお酒「純米酒ではありません」
普通の人には、米だけで造った酒と純米酒の違いがわかるわけがないからである。
純米酒と書いてあったら純粋に米だけで造ったお酒だと思うのが普通である。
では、米だけで造ったお酒がなぜ純米酒ではないのか。
「白い色の絵の具です。ただし白絵の具ではありません」なんて表現が
通用するわけがないからである。
そういう言い方がまかりとおっているということは
酒造業界はなにか都合の悪いことを隠しているのではないかと邪推するのである。
もちろん隠しているのである。
それは、確かに米だけで造っているには違いないがそれがくず米だということである。
くず米といってはなんだから、規格外の下等米を有効利用して造ったお酒としておこう。
すなわち珍奇なお酒なのである、それを地球にやさしいお酒といったらイヤミになるか。
でも庵主はそういうのも好きなので好奇心からついそれを買ってしまうのである。
その手のお酒はたいしてうまくないために呑みきれずに残ることがわかっているのに。
銀座の酒販店で買った紙パック入り2L950円のお酒は福徳長の「旬三昧」である。
そういう呑むまでもないお酒が呑みきれずに庵の隅にいつまでも残っているので゚ある。
