煙草が好きな人
煙草なんかは、ニグロとプアーとスチュピッドが吸うものだ、と。
ニグロとプアーは訳するまでもないと思うがスチュピッドは馴染みない言葉である。
辞書を引くと愚か者という意味らしい。
日本酒には普通酒と特定名称酒というのがあるが、
普通酒はその煙草を吸う人に相当する人が呑む酒である。
すなわち、味わいの違いにこだわらない人、高いお酒を呑もうという意欲がない人、
そして、日本人としての好奇心がない人が、見栄をはらないで呑むときの酒である。
日本人としての自尊心と教養がある人が呑むお酒は特定名称酒の中のうまい酒である。
「うまい」という高位概念を求める向上心のある人が呑むのは特定名称酒である。
まっとうなものとそうでないものを見極めることができる能力がためされるのである。
日本の文化を一献の味わいの中に求めてうまいと思わなくても意地で呑むお酒である。
もっとも、普通酒、特定名称酒を問わず、お酒を呑むこと自体がスチュピッドなのである。
飲酒は、まずお金の無駄、そして健康の敵、さらに時間の浪費と3悪が揃っている。
本当はその馬鹿馬鹿しさが面白いのである。
なお、普通酒を見下すことの馬鹿馬鹿しさについては別の時に書きたい。
