井上芳雄はワイヤードマイクを知らないという
そのマイクに付いているコードは何ですかと尋ねたという。
若い人なので、コードが付いているマイクを知らなかったというのである。
年寄りはマイクにコードがついているのは当たり前だと思っているのに。
中国人から、日本の人気TV番組のビデオを送ってくれと頼まれて
ビデオテープを送ったら、これは何ですかと聞かれたという話を読んだことがある。
中国はテープの時代を飛ばしてすでにDVDが当たり前になっていたのである。
ビデオといえばテープと思った日本人は遅れていたのである。
若い人は白黒TVを知らない。
カラーフィルムしか知らない世代がモノクロフィルムの面白さに感動していたことがある。
音楽はレコードをステレオ装置で聴くものだったがいまはパソコンで聴くものである。
若い人からその黒い円盤はなんですかと聞かれてがっかりする人は年寄りである。
庵主のこれまでの人生で一番感動したことは、
レコードがモノラルからステレオに変わって音には立体感があると知ったことである。
そういう面白い部分を若い人は知らないのだから不幸だということなのである。
お酒でいえば三増酒の世界を知らないでうまい酒だけを呑んでいるようなものである。
