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合成清酒の存在理由

今でも合成清酒というのが売られている。
清酒のようなものかと思って口にしてみると、
ほとんどアルコールを飲まされているような味わいのアルコール飲料である。
アルコールを欲してそれを飲むと工夫された味わいがかえって邪魔になる酒である。

戦時中や終戦後の食糧不足のときならともかく
食糧に関しては吐いて捨てるほど豊かな今日の日本で
なんでまたそんな駄酒が売られているのかといつも疑問に思っていたものである。
酒の世界におけるラム酒の地位のことを書いていてふと思い当たったのである。

合成清酒というのは
士農工商の身分差別の発想と同じなのではないのか。
つまり、まずい普通酒しか呑めない人にも、
さらに下には合成清酒しか呑めない人たちがいるという安心感を与えるためではないか。

人間は、というより庵主だけの性向かもしれないが、差別が大好きである。
類推するに、他の多くの人も同様なのではないかと思われるのである。
なぜなら、商品開発の教科書に必ず書かれているキーワードが「商品の差別化」だから、
大多数の人は差別する快感を、すなわち優越感に浸る快感をよく知っているのである。
by munojiya | 2007-10-12 01:30 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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