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うまいという名の幸せ

庵主が呑みたいのは、うまいお酒であって、うますぎるお酒は必要ないのである。
うまいと感じるお酒は幸せの世界であるが、うますぎるお酒は地獄だからである。
うますぎるお酒はきりがないということである。
上には上があるからそれはいつまでたっても完結しない不毛の幸せだからである。

その点、うまいお酒はその時点で完結している幸せだから満足感が味わえるのである。
それで十分だと庵主は思っている。
というより、究極のうまさを見つけようという努力をすることが面倒くさいからである。
お酒に限らずそれを口にしてうまいと感じたらそれで十分なうまさだということである。

うまい味噌はないかと探していたが、庵主の口に合う味噌がみつかった。
仙北市の安藤醸造元が造っている庵主好みのちょっと甘口の味噌である。
近くのスーパーで売っているいくつかの味噌を買ってきて味わってみたのだが、
いま一つ味わいにもの足りないものを感じていたところだったのである。

探せば、世にはもっとうまい味噌があるかもしれないが、庵主はこの味噌で十分である。
うまい味噌に出会えたことを幸せに思うのである。
庵主にとってはお酒もうまいという水準を越えていればそれ以上は求めないのである。
でも、こわいもの見たさでちょっとだけ呑んでみたいのである、うますぎるお酒を。
by munojiya | 2007-10-24 01:35 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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