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菊正宗「ピン」の不思議

丸米仕込という当たり前のことを強調して売っている菊正宗の「ピン」というお酒がある。
庵主には当たり前だと思う米粒からお酒を造ることが売りになるということは
他の大手酒造メーカーはそうではない珍奇なお酒の造り方をしているということを
暗にほのめかしているわけである。

その珍奇な造り方が液化仕込とか米粉糖化だということがわかった。
そんな造り方をしているお酒があるということをどれだけの人が知っているだろうか。
幅広くお酒を呑んでいる庵主もよくわからないのだからそれはタブーの世界なのか。
よくわからないものには近寄らないことに限るから、大手のお酒は呑めないのである。

その「ピン」であるが、庵主が買ってきて呑んだお酒と2リットル980円で売られている
「ピン」の原材料表示が異なっていることに気付いたのである。
前者は「米・米麹・醸造アルコール」でアルコール度数が15度である。
後者は「米・米麹・醸造アルコール・糖類・酸味料」とあって度数14度になっている。

丸米仕込を謳って、淡麗辛口という表示がある三増酒タイプの「ピン」と
同じデザインのパッケージで1合147円の「ピン」は中身が違っているようなのである。
ということは丸米仕込と書かれていない1合147円の「ピン」はひょっとして
丸米から造ったものではないのではないかという疑念が湧いてくるのである、恐い。
by munojiya | 2007-12-06 01:52 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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