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肩に来る幸せ

久しぶりにそのお酒を呑んだ。
滋賀の酒「喜楽長」である。
杜氏が名杜氏天保正一杜氏から家修杜氏に変わって二造り目であるという。
天保杜氏のお酒のやさしさを、そのうまさをどう引き継いだのか確かめてみたかった。

蔵元を交えて8種類のお酒を呑ませてもらった。
本醸造と純米のおりがらみのあらばしりから呑みはじめたが、それがうまかった。
本醸造のインパクト、純米のまろやかさはいずれもわるくない。
よくある新酒のただ辛いだけのできたての荒い味わいではなかったのでよかった。

最初のお酒がうまかったから、つい呑み過ぎてしまったのである。
60MLのグラスですいすいすいと8杯呑んだものだから、
後から考えてみたら480MLで優に3合の酒なのである。
しかもさらに鑑評会用の香り高いお酒も御馳走してくれたから、肩に来たのである。

庵主は呑み過ぎると確実に肩凝りがはじまる。
あっと気がついたときには遅かった。
久しぶりに呑んだお酒が心にかなったので、久しぶりに肩凝りを味わったのである。
「喜楽長」は呑み過ぎたというよりは、呑めてしまったのである、美酒にはご用心である。
by munojiya | 2008-03-10 01:43 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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