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おめでとう、サントリー

今年(2008年)の上半期のビール類の売上(課税出荷量)で、
万年最下位のサントリーがサッポロを抜いてついに3位に浮上したという。
ビールを発売してから実に45年目の悲願達成なのだという。
サントリーは広告が上手でよく目立つ酒造会社なので風当たりも強い。

濫觴は赤玉ポートワインと偽称して売っていた合成ワインだったから
しかも往年の看板だったウイスキーの中身がとんでもない代物だったことから
サントリーの酒は詐欺みたいなものなので、
庵主は長い間その社長の名前を鷺社長というのだと思い込んでいたのである。

佐治というのが正しいと知ったのは後(のち)になってからのことである。
「久しぶりのヤクルトだね」というギャグがある。
今はベイスターズなのかもしれないが、「久しぶりの再会(最下位)だね」という意である。
酒造業界ではサントリーのビールがそのギャグを担(にな)っていたのである。

それにしても、45年間もよく最下位の売れ行きでビールを造り続けたものだと感心する。
宝ビールなんかすぐなくなってしまったのである、儲からなかったからである。
佐治社長は、よく匙(さじ)を投げなかったものである。
今度からサントリーの社長の名前は匙社長である、今年の限定醸造ビールが楽しみである。
by munojiya | 2008-07-14 13:09 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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