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緊急情報 酒取り焼「岸の柳」

日中、銀座を歩いていたら、
曇ってはいたが爽やかだった秋の空からにわかに雨粒が落ちてきた。
折よく、そこは銀座5丁目にある「加賀鳶」の福光屋のアンテナショップの前だった。
とりあえず雨を避けるために飛び込んだ。

このお店は見るだけでも楽しいのに加えて、冷やおろし、秋上がりを試飲させてもらえる。
店内にはいろいろな酒器が並んでいて、その美しさは見ていて飽きないのである。
なんといっても庵主が使っている容量60MLの日本酒グラスが315円で買えるのがいい。
日本酒グラスは柳宗理がデザインしたのだという、実用品の鑑である、安くて飽きない。

しばしそれらを眺めていたが、雨足はますます激しくなってきた。
雨があがるまでを口実にカウンターで時間をつぶすことにした。
実は、このお店のカウンターでは昼間からお酒が呑めるのである。
そこで出会ったのが酒取り焼酎「岸の柳」である、美酒は向こうからやってくる。

日本酒を火入れするときに蒸発するしずく(ドレイン)を集めてまろやかに熟成させた
貴重な焼酎だという、1杯1200円で、久しぶりの呑み応えがある焼酎である。
これがすごいのである、香りといい、底知れない蠱惑的な味わいといい、超別嬪である。
市販していないという、ここでしか呑めないので呑めるうちにどうぞ、庵主はまた行く。
by munojiya | 2008-09-14 00:08 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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