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自分は正しい

宗教の恐いところは、自分は正しいと思い込んでしまうことである。
自分が信じている神様は正しいが、他の神様は間違っているというのである。
向こうの神様の信者から見たら、こっちの神様の方が間違っているのである。
庵主の場合はそれを知ってて断言しているのである、このお酒はうまい、と。

庵主がお勧めするお酒以外にもうまいお酒はいっぱいあるって。
庵主の言説を布教というのはそのことを皮肉って、おっと弁えて言っているのである。
なぜ信仰に溺れるのかというと、それが一番楽な生き方だからなのである。
教条主義というのは、自分で物事を考えなくてもすむから便利なのである。

問答無用である、不安が生じる心配がないのである。
信仰生活は、一歩下がって見つめるとそのいかがわしさが見えてくるから、
ひたすら脇目を振らずに念仏を唱えるのである。
自分の世界に閉じこもっていれば平穏に過ごせるからである。

宗教は一般的には小売店から神様を買ってきて拝むことになる。
しかし、いいお酒を呑むと、心はそれらの神様の卸し元と繋がってしまうのである。
産地直送だからうまいのである。
神様と差しで心が繋がるとお酒がいっそううまく感じるのである。
by munojiya | 2008-10-15 00:11 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya