番外篇 思い出せない話
庵主の所に、その候補として推薦をしてくださいという依頼が多々届くのである。
推薦文を書いて投票するだけであるが、庵主にはわずらいしい要請である。
というのも芝居などのアンケートも迷惑だと思っているものぐさな性格だからである。
だまって継読しているということが、それを十分に支持しているということなのである。
つまらなかったら削除してしまうのだから、それだけで十分なのではないか。
勲章をほしがる御老人を見るようでほほえましくなるのである、老醜の具体例である。
あつかましい、という言葉の実用例を見る思いがするのである。
もっとも、大賞に名を連ねることは執筆を続ける意欲の源泉になることは否定できない。
筆者の励みになるのだから、余裕のある人は推薦文をそえて投票してあげることである。
ブログやメルマガという形式は、書き続けるという意欲付けのためには有用な道具である。
ただ、ネットに載せることでそれは公開文書であることから軋轢を生じることがある。
そこには著作権という罠が待っているからである。
原典を明らかにせよといわれても困ることがあるのである。
庵主のお酒の感想はこれまでに呑んだ酒の経験の蓄積によるカクテルといえるものだから、
過去に呑んだお酒をいつどこでそれを呑んだのかと問われても思い出せないからである。
