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法匪

ジャスラック(日本音楽著作権協会)という音楽の著作権を管理している団体がある。
その評判が悪い、おっと、評判はよくない、と書き直しておく。
そのジャスラックと関わり合いになった人がいて恨まれる理由の一端を知ったのである。
法匪(ほうひ)という言葉がある。

ネットでの定義は次の通りである。
「法律の文理解釈にのみ固執し,結果として困った状況を引き起こしてしまう人たち。」
ジャスラックのやり方を聞いて久しぶりに法匪という言葉を思い出したのである。
下世話に言えばヤクザ映画に出てくる悪い組のシノギを見るようなものだったからである。

素人が身銭を切って興行を行なったら、音楽著作権の二次利用で請求がきたという。
それはいいが、その金額の算出方法が会場の席数で計算するというものだった。
当日の入りは2割程度だったのに入っていない客の分まで取られたというのである。
ジャスラックは、音盤の売れなかった分の著作権料も徴収してくれるものらしい。

プロでも儲からないというのに素人の興行に対してそれをやるのは興行者つぶしである。
すぐれた文化を紹介する人を潰してしまうのだから文化活動を阻害しているのである。
先方にも理屈はあるのだろうが、やらずぼったくりである、おみごとである。
後になって、その人と酒を呑んでいたときに聞いた話である。
by munojiya | 2008-12-19 01:27 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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