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番外篇 可読性にこだわる

可読性(かどくせい)というのは読みやすさという意味である。
なぜ読みやすさと書かないかというと字数を減らすためであって他意はない。
「むの字屋」は基本的に一文一行だから字数の制約を克服するための手段なのである。
盲と書けば1字ですむのに、目の不自由な方と書くと7倍の文字数を要するからである。

ら致とか、は虫類と書くのは可読性がよくない一例である。
拉致と書いてよ、爬虫類と書いてよ、というのが庵主の希望である。
希望であるから強制するものではない。
天皇陛下がいう「希望します」と同じである、あれっ、それは漫才師のネタだったか。

希望だから、相手がどう反応しようと、どうなろうと全然気にしないということである。
可読性というのは、庵主が、そういうのはいやだなという気持ちを表す言葉でもある。
全文真っ赤な文字で書かれたブログとか、やたらと大きな文字を多用するブログとか、
斜体文字を使っているブログなどは可読性がよくないといって一蹴するのである。

可読性で一番質(たち)が悪いのが、文字がよく読めないというものである。
灰色の文字とか、黒地に赤文字とか、こまかい柄のある絵の上に乗せた文字とかである。
製造年月日の表示を、絶対読めないように印字してある酒があるが、
これは希望しますではなく、ちゃんと読めるように書けというのが庵主の強い要求である。
by munojiya | 2008-12-21 00:16 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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