日曜日のくつろぎ篇 本を読む
たぶん、このはてなマークが本ブログの中で唯一使われているそれだろう。
バットマークと合わせて、庵主は普通では文章中には使わないものだからである。
以前、有名な「はて」「バット」というエピソードを書いたときに使ったかもしれないが。
今は本が売れないのだというから、日本人の地力が落ちているということである。
わが国は、本の国なのである、国号を日本(日がな本に親しむ)というぐらいなのだから。
本を読まない人は日本人の正会員ではないということである、もぐりの日本人である。
さて、その回答であるが、庵主はこの1年間1冊も“本”を読んでいないのである。
問題は、なにを本というかである、マンガ本は本といえるか、いえまい。
ハウツー本(実用本)は本と呼べるか、そんなものは取説と同じだろう。
パソコンの取説を読むことを読書というか、そういうのは読書とはいわないのである。
小説を読むことは読書なのか、大方の小説は暇つぶしの娯楽に過ぎない。
あなたは、この一年間、本当に本を読んだことがありますか。
本を読むということは、情操の涵養もあるが、真実を知るもしくは悟るということである。
お酒の真実に迫る「むの字屋」を読んでいる人はちゃんと読書をしているということである。
真実は、表面的な事実よりも却って作り話の中にこそあるから、一部の小説も可なのである。