時局物 L&G
その事件の概要を聞いていたら、なんと、アメリカがやっていることと同じなのである。
何年か前に、物品の販売なんかやめて金集めに専念することを決めたという。
高金利で釣ってお金を集めたという。
返す気持ちがないのにお金集めに奔走したという。
それが詐欺に当たるというのである、引っかかったお金持ち(ばか)がいるという。
ご承知のように、それを大がかりにやってボロを出したのがアメリカである。
L&Gはアメリカがやっていることを分かりやすく教えてくれたのである。
波会長は下手な経済学者よりも経済事象の説明がずっと上手だったというわけである。
学者は、自分達の書く論文は厳密な検証だというが、一般的にはその手の文章は
読み手には理解できないのである、つまらないからである、面白く書いてほしいのである。
つまらないものに価値があると思っている人の方がおかしいのである、役に立たないのに。
お酒の世界にも いるには いるのである。
味わいがないまずい酒をうまいという価値観のずれている人が。
三増酒にもうまいものがあるといった人がいたが、かなり倒錯した美意識の持ち主である。
とはいえ、それにも一理あるのであるが、それは後ろ向きの美意識といっていいだろう。
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念のため、文中の読み手というのは庵主のことである、読者諸賢のことではありません。