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「山桜花」があった

読めない酒銘の例として「獺祭」「雪の茅舎」「墨廼江」を挙げていたが、
もう一つ「山桜花」があったことを思い出した。
これは読めない。常識では読めないからである。
教養がないと読めないのである。

紫陽花と書いてアジサイと読めるのは教養があるからである。
常識ではシヨウカとしか読めないのである。
もちろん常識では、これは別の読み方があるということは分かるのであるが、
それをどのように読むのかは別途教養が必要だということである。

その言葉に出会わないと読めないのだから、読書は時には役に立つようである。
読書とは出会いの場なのである。
お酒も出会わないと分からないのである。
常識の枠をはるかに越えている凄いお酒があることを。

読書というのは常識の枠を広げることなのである。
教養があるというのはそういう前向きの態度があふれていることをいう。
常識だけではうまいお酒にめぐり会えないということである。
すなわちうまいお酒を知っているということは教養があるということなのである。

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ちなみに、「山桜花」はユスラである。

by munojiya | 2009-03-20 01:24 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


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