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人の評判

あれっ、と思う文章に出会った。
「テレビ画面での受け答えからも、鳩山氏の誠実で慈愛(じあい)に溢(あふ)れる人柄は
正しく伝わってくる。上から目線で、弱きものへの冷酷な心が透けて見える、どこかの国の
宰相(さいしょう)と見比べて、鳩山人気が沸騰(ふっとう)するのは当然だ。」

鳩山由紀夫民主党代表の人物評である。
この手の形容詞だけの文章をどこかで読んだことがあると思ったら、「聖教新聞」だった。
いうなれば信者が書く人物評である。相手に対する好意に溢れている文章である。
嫌いな人に対してはその裏返しの形容詞が多用されるのである。手の内が見える文章である。

だから、そういう人物評を読んでもその人の人となりが分からないのである。
そういう一面も見せる人なのだなということしか分からないのである。
それは人物評というより、好意評といったほうがいい文章で政治家の判断には役に立たない。
それは報道記事としては使えない息抜き記事である。くつろぎ欄の文章である。

もっともこの引用元は個人のブログだからそれでもいいのである。植草一秀氏のそれである。
庵主の印象では鳩山議員は懐は広いが、底が浅い人のように思えるのだが。軽い人である。
お酒の評価も信者の文章になりがちなのである。だから庵主は個々のお酒をあまり語らない。
そのお酒と出会ったときの気持を書くだけなのである。うまかったという感謝の気持を。

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個人的なメモ 「気持ち」を以後「気持」と書くことにした。文字数の節約である。
植草氏のブログでは「饅頭こわい説」の中に刑事裁判についてのいい指摘がある。
裁判員の皆さん、起訴されただけでは推定無罪ですから小沢前代表は悪い人ではありませんよ。
鳩山新代表についてはこういう発言をして失笑を買っているということは以前に紹介した。 ●おまけ

それにしても、先には末節をほじくってまで麻生総理叩きをやっていたマスコミが
今度は一転して民主党の小沢代表叩きにその筆鋒がクルリと変わったのはなぜなのか。
一貫性がないように思えるのだが、そういう報道姿勢に一貫性があるのだとすれば、
それは日本の政治(独立)をぶっ壊すという別の意志が働いているということなのだろうか。 ●参考

by munojiya | 2009-05-23 01:36 | 酩酊篇 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya