人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ディベート

ディベートという言葉が出てきたのはどれぐらい前だろうか。
松本道弘氏が書いた本が最初だったかもしれない。
甲乙相反する意見があるときに、それぞれの正義を主張する技術だと庵主は思っている。
当時は、また英語屋の新商品かと思って読んでいたものである。

技術だから訓練である。
訓練では、さっきまで甲を主張していた人が、今度は乙を支持する発言をするというのである。
そんな、心にもない屁理屈の訓練なんかして何になるのかと思うが、
それが出来ないと欧米人とは渡り合っていけないのだという。

黙っていたら食い物にされるだけだというのである。
世界は、食うか食われるか、なのだという。その現実から目をそらすことを平和ボケというらしい。
なにもそこまで真剣に生きることもないだろうと思うのは庵主の怠け心のせいか。
しかし、それを呑むか呑まれるかと言い換えると、庵主は俄然躍起になるのである。

まずいお酒は呑みたくないからである。美酒は呑む。駄酒は呑まされるという、イヤイヤである。
うまいお酒を呑むために、お酒はこうでなければいけないという屁理屈を考えるのである。
この「むの字屋」がそれである。
庵主のディベートなのである、この「むの字屋」は。
by munojiya | 2009-06-03 00:38 | 世話物 | Trackback | Comments(0)

うまいお酒があります その楽しみを語ります


by munojiya