時局物 サブリミナル
サブリミナル映像というのは、その映像を見た人が気がつかないうちに
その人の潜在意識に何らかのメッセージを植えつける手法であるといわれている。
果たして、そんなことができるのかというと、一応の説明は次の通りである。
ある映画館で、上映した映画の中に何駒かのポップコーンの映像を入れておいたという。
目に感じない瞬間的な映像なので、見ている時にはポップコーンの映像は記憶に残らないが、
潜在意識はしっかりその映像を認識しているのだというのである。
その結果、映画館のポップコーンの売上が増えたというものである。
つまり、ポップコーンの代わりに銃の映像を入れるとそれをぶっ放したくなるというのである。
ご教祖様の映像を入れるとその信者が増えるというのである。そんなこと、あるだろうか。
今回のNHKのサブリミナル映像については、サブリミナルかどうかは論じるまでもないのである。
いうなれば番組全体がサブリミナル映像みたいな誰でも気付くおかしな内容だったからである。
サブリミナルというのは、秘密のメッセージだろうが、その番組では最初からそのメッセージが
丸出しなのだからそんなものを使っても意味がないというわけである。放送法違反なのかな。
このお酒がうまいという映像を入れたら、そのまずい酒がうまく思えるようになるのか。
それなら重宝だが、そんなことはありえないのである。まずい酒はやっぱりまずいからである。