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この日本語は大丈夫か

「毎日新聞」の2009年6月13日 2時30分(最終更新 6月13日 10時49分)の記事だという。
『[2009年]6月3日夕。鳩山[邦夫]氏は渡辺[恒雄]氏と東京都内で極秘に会談した。
関係者によると渡辺氏は「鳩山さん、あなたは英雄だ。西川は悪者だ」と激励。
さらに「あなたを切って西川を残す。これがどういうことか。

簡単に分かる話なのに、麻生(首相)も与謝野(馨財務・金融・経済財政担当相)も
分かっていない」と語った。渡辺氏の一言一言が鳩山氏を鼓舞したのは間違いない。(後略)』
この記事を書いた記者は少しおかしいのではないのか。いや、毎日新聞全体がおかしいのか。
“極秘”の会談なのになんで記者が知っているのか。案外その中のメンバーだったのかも。

「毎日新聞」の記者ハンドブックには、
「極秘」というのは、その内容が詳細に伝わってくることをいうと書いてあるのかもしれない。
自衛隊では、「機密」でも「部外秘」でもなんでもすぐ中国に漏れてしまうというから、
日本語も軽くなったものである。

本醸造の「本」だってその例にもれず、すっかり軽く扱われている。
「本」は本物の「本」なのである。紛い物をいう言葉ではないのである。
そういう「本」が、だれもそのことに疑問をいだくことなくまかり通っているのである。
ひょっとして日本の「本」もそれなのかもしれない。通名の人は日「本」人だろうけれど。

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この文章も大丈夫か、なのである。
「だれもそのことに疑問をいだくことなくまかり通っているのである。」
そのことを指摘している庵主はそれに気付いているからである。
自家撞着は日本人のお家芸みたいである。

by munojiya | 2009-06-17 00:07 | 余外篇 | Trackback | Comments(0)

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