「月桂冠」の糖質0というお酒
ならば、日本酒でもということでやったのが、暇な酒造会社なのだろう「月桂冠」である。
いや、研究陣が充実しているので研究熱心な会社なのだと言うべきなのだろうか。
よく考えるまでもなく、 日本酒のうまさは、米に由来する甘さの部分にあるということである。
そのお酒から糖質を取り除くということは。
その結果は想像するまでもないのである。
健康指向のために、甘味0のお汁粉を作ってしまったようなものである。
と、ここまでが呑む前の庵主の印象である。
実際に呑んでみないとよしあしの評価はできない。
人には添うてみよ馬には乗ってみよ、お酒はまず呑んでみよ、である。
酒銘は「糖質0」でいいものか。その200ML入カップ酒仕様のものを138円で買ってきた。
その値段を見たら、一瞬身震いをするではないか。「ワンカップ大関ブラック」より安い。
安いという喜びと同時に、大丈夫なのかこのお酒は、という驚愕に襲われるからである。
もちろんアル添で、13度~14度という度数は庵主の好みからは外れている。
しかし、それでもうまければ呑めるのである。うまければ全然問題ないのである。
呑んでみた感想は、まさに砂糖のはいっていないお汁粉だった。好奇心の強い人ならどうぞ。