2017年 02月 21日 ( 1 )
2017-02-21 南瓜を買う
「一年に一回だけ、お汁粉が食べたくなる」と言っていた人がいた。
そういえば、庵主も、お汁粉を口にするのはそんなものなのである。
庵主の場合、伝統的な和菓子もそうである。
ネットの動画で、和菓子の映像を見たときなどに突然食べたくなるのである。

しかし、その時に一度味わったら、見た目どおりなのでそれで安心して終わりである。
お酒のように、もっと旨いものを呑みたいという期待と欲求がわいてこないのだ。
和菓子は、桜の花と同じで、一年に一度味わえばいいやという変わらない世界だからである。
一年に一度の行事ゆえに、お汁粉とか、和菓子とか、花見は一気に堪能するのである。

思えば、南瓜を口にするのも、庵主にとっては一年に一度の行事なのである。
普段はべつに食べたいとは思わないが、一年に一度ぐらい、突然南瓜が食べたくなる。
そして、一度口にしたら、変わらぬ味わいに安心して、あとはまた来年で十分なのである。
なのに、今、庵主はその南瓜を買ってきたのである。

なぜかというと、南瓜を切るためである。
新しい、よく切れる包丁を買ったので、その切れ味を試したかったからである。
南瓜は、並の包丁で切るのには相当力を入れないと切れない難渋物なのである。
それが、なんと、今度買った包丁では、すんなり、軽く、あっさり切れてしまうのだ。続く。

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by munojiya | 2017-02-21 08:07 | 酒の肴 | Trackback | Comments(0)